FC2ブログ

アカデミックじゃない

2011
10-07
読んだら、クリック↓
人気ブログランキングへ

平成23年10月7日 雨のち雲
本日のBGM
ザ・ケルン・コンサートザ・ケルン・コンサート
(2003/04/23)
キース・ジャレット

商品詳細を見る

高校生の頃、キースが出した「ソロ・コンサート」3枚組4500円を大学の生協で2割引で買ったことがあった。
なけなしの小遣いをはたいての英断・・・だった。
ずい分と聴いた。
当時、輸入レコードがまだ高かった時代である。それでも、日仏会館とかでバーゲンがあって、真夏に出かけたものである。
開店前に、行列ができていて、会員だと先に入れる。
目当てはこの「ソロコンサート」2980円。
破格の値段だったが、当然、非会員であるこちらが入場したときには、影も形もなかった。
仕方なくマイルスの「イン・コンサート」を買って帰った記憶がある。
その「ソロ」だが、大学時代にプレーヤーに乗せたままにしていたら、日光に当たって、歪んでしまった。
ガラスに挟んで、日光に当ててみたが、結局、元には戻らなかった。
「ソロ」に続いて、この「ケルン」が出た。
こっちはさらに売れたはずである。
知人が買って、よい、と絶賛していた。
2枚組だが、2枚目は少ししか入っていない。
それでも2枚組の値段であったはずだ。
その「ケルン」
ありがたいことに、youtube、或いはニコニコで聴ける。

キース・ジャレットのレコードは他にも持っていた。
当時は売れっ子だったのだ。
だが、大好きだったわけではない。
何か、嫌な感じがあった。
キザではないか?
何か、クラシック系に通じる、お高い感じがするのだ。
フレーズにブルーノートも出てくるが、ブルースマンではない。
それなのに、弾いてみせるところに、イヤラシサを感じる。
そして、甘いのだ。
こう弾けば、ほら、君たち、気持ちいいだろ?・・・とでも言っているように。
年をとって、風貌もさらにイヤラシクなった。
だが、こういうお高いのが、日本人は好きである。
騙されているのも気づかずに、と大きなお世話で、敢えて指摘しておこう。
それでも、そのイヤラシサを愉しむという聴き方もあるのである。
それでよいではないか?

ブレストの乱暴者 (河出文庫)ブレストの乱暴者 (河出文庫)
(2002/12)
ジャン ジュネ

商品詳細を見る

先月、ジュネの全集を手に入れた。
実は、この作品、文庫で持っていた。
中身は同じである。訳者もすでに故人であって、治しようがあるまい。
その澁澤龍彦の貴重な解説が、文庫にも全集にも載っている。
曰く、これはポルノグラフィーと同じ構成になっている、と。
たしかに、その設定には無理があって、ほとんど非現実的、妄想的であって、まさにオナニストの面目躍如たるものがある。
ただ、ポルノグラフィーを生業としてきた者から言わせると、設定に無理はあっても、必ずしも澁澤龍彦が指摘しているように、ごく内々の人間関係で物語が成立するわけではない、ということだ。
さらに、一般常識といわれる物とは一線を画して、あくまでもその作品(フィクション)における哲学や倫理観といったものが成立していることが、何よりも作品の一貫したスタイルであることが重要なのだ。
うろ覚えで恐縮だが、ボルヘスがホーソンの短編の批評をした際、それが常に頂けないのは、最後に作者が一般常識を持ち出して、教訓のようなものを述べる点である、と言うようなことを書いていた。まさに至言である。
もちろん、澁澤龍彦はそんなことは誰よりもわかっていただろう。

澁澤龍彦、生田耕作はアカデミックとは一線を画した、真の文学を追求するための常に明快な指針を示してくれた師である。
ともに、早すぎる死が悔やまれよう。
関係ないが、澁澤龍彦の本が文庫本になったのは、衝撃であった。
ありがたい、とは思わなかった。
ついに、澁澤まで・・・と酷く残念に思ったものである。
もちろん、彼の偉業がより多くの読者に伝わるのはいいことだ。
より安く、手軽に手に入れられるのはいいことだ。
が、当人が追求していたのは、そうした大衆化、世俗化したものを睥睨する、独自の美学であったことを考えると、時代の変遷における皮肉を感じないわけにはいかない。

余計なことだが、晩年における体調を崩してからの作品群が今も尚、流通していることはくれぐれも残念である。

「でじたる書房」より最新作「女記者・麻耶~靴下は飴色に染まって~」が配信されました。
以下をクリックして頂ければ、購入いただけます。

女記者・麻耶~靴下は飴色に染まって~ 【でじブック形式】
女記者・麻耶~靴下は飴色に染まって~ 【PDF形式】
女記者・麻耶~靴下は飴色に染まって~

《女記者・麻耶》シリーズ第1弾はこちらから、どうぞ。

女記者・麻耶?絹のTバックを汚して? 【でじブック形式】

女記者・麻耶?絹のTバックを汚して? 【PDF形式】
女記者・麻耶


《女記者・麻耶》シリーズ第2弾はこちらから、どうぞ。
「女記者・麻耶~スウェードブーツを濡らして~」
女記者・麻耶~スウェードブーツを濡らして~ 【でじブック形式】
女記者・麻耶~スウェードブーツを濡らして~ 【PDF形式】
女記者・麻耶?スウェードブーツを濡らして?

オリジナル「トップスチュワーデス 完全飼育」(日本出版社アップルノベルズ刊)400枚を600枚にリライト
「女記者・麻耶」シリーズの第2弾!

書下ろし最新作。1400枚、一気に配信中!

ホテルウーマン?私が奴隷になったわけ? 【でじブック形式】
ホテルウーマン?私が奴隷になったわけ? 【PDF形式】
ホテルウーマン?私が奴隷になったわけ?表紙サンプル


女教師・視姦地獄 【でじブック形式】

女教師・視姦地獄 【PDF形式】

女教師・視姦地獄 表紙2

初版から四半世紀ぶりに、全面改訂と100枚の加筆を行った決定版!

【若妻秘書】シルクの首環 【でじブック形式】

【若妻秘書】シルクの首環 【PDF形式】

【若妻秘書】シルクの首環・表紙sample

でじたる書房より配信中↓
女ボディガード【ヴァニラ色の果実】 【PDF形式】

女ボディガード【ヴァニラ色の果実】 【でじブック形式】

TS385238決定版

キャビンアテンダント【堕天使物語】 【でじブック形式】

キャビンアテンダント【堕天使物語】 【PDF形式】

堕天使物語 表紙2
「スチュワーデス・密猟」(日本出版社・アップルノベルズ)に200枚の加筆と、修正を行った決定版!

日本出版社、アップルノベルズより「生贄教師 みんなが見てる」が発売中。
生贄教師―みんなが見てる (アップル・ノベルズ)生贄教師―みんなが見てる (アップル・ノベルズ)
(2010/05)
由紀 かほる

商品詳細を見る


既刊はこちらから↓

薔薇のエクスタシス 【PDF形式】


薔薇のエクスタシス 【でじブック形式】


薔薇のエクスタシス

国際線CAキャビンアテンダント・黒革のスカーフ  【でじブック形式】

国際線CAキャビンアテンダント・黒革のスカーフ  【PDF形式】

黒革のスカーフ3

書下ろしはこちらです。↓
女子校生・調教レイブ 【でじブック形式】


女子校生・調教レイブ 【PDF形式】

長谷川レイブ表紙

Trackback

Comment

Post a comment

Secret


プロフィール

stanton919

Author:stanton919
由紀 かほる

憂国を語る、《恋愛》小説家。

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム