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水に濡れた「緑の家」

2012
01-11
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平成24年1月10日 晴れ
本日のBGM
No DiceNo Dice
(2004/05/12)
Badfinger

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(2010/08/20)
M.バルガス=リョサ

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こちらが読んだのは新潮社版の文庫、一冊。
今、リョサがブームである。
もちろん、ノーベル文学賞が影響していよう。
これをこの時期に読んだのは、運命だろう。
フォークナーの手法がここで使われていると思い、読了後に解説を読んだら、やはり影響を受けたとある。
で、内容は売れるだけの内容だと思った。
まだ、やや早書きの恨みがあるけれど、最後まで飽きさせない力がある。
早書きと言うのは、ちょっとセンチメンタルが濃厚なところである。
恐らく、あと何冊かは読む作家だろうと思う。
(しかし、新刊のハードカバーは何故あんなに高いのだろう?こちらは水に少し濡れた痕のある文庫を今回は100円で買えた。売れた、と言ってもブックオフの105円に出回るほどではない、と言うことなのだろう)

「小説を書く行為とは~神の作った現実に対する反逆行為である~小説家がそこに作った虚構の現実を打ち立てることである~」
と言うようなことを、リョサが言っている。
フォークナーとフローベールがその礎である。
この言葉を訳者は取り上げて、これこそが「小説の危機」に立ち向かわせる謂れであると賞賛している。
間違ってはいないと思う。
だが、やや言葉足らずの気もするのだが。
と言うのも、小説にしろ芸術にしろ目指すは虚構を通して真実を明らかにする行為だと思うからである。
同じことを逆から言っているのかもしれないが、訳者の取り上げ方は違うように思う。
また、フォークナーが人物の内面をひたすら描いたことが不満で、大事なのはその人物が行った行為を描くことだともリョサは言っている。
これは彼の手法だから、それに文句はない。
しかし、だからと言ってフォークナーの手法が間違っていたことにはならない。
そもそも、フォークナーの作品が今尚、その存在感と輝きを失っていないのは、透徹した人物を描く力があったからだろう。

明日は東京に向う飛行機の中で「サンクチュアリ」を再読しよう。

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由紀 かほる

憂国を語る、《恋愛》小説家。

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